カーテンコール 〜GLAY全曲レビュー〜

主観とちょっとのふざけ心でGLAYの曲をレビューしていきます。GLAYファンの方の暇つぶしになれば、また初めてGLAYを聴く方やこれから聴いてみようと言う方の参考になれば嬉しいです。

真夏の扉(GLAY VERSION) (灰とダイヤモンド♯1)

初っ端からTERUの吐息にエロスを感じる。

 

さて、令和初のGWも最終日ですね。僕はGW中も企業戦士として絶賛お仕事をしていました。10連休なんて幻想やったんや…

 

今回レビューする真夏の扉は後にメジャー2作目のシングルとなり、テレビアニメ『ヤマトタケル』のオープニングのタイアップが付いた曲。メジャー版は一風堂のギタリスト、土屋昌巳がプロデュースしてるけどインディー版のこっちはGLAYのセルフプロデュース。

 

冒頭にも書いた通り最初のTERUの吐息がエロい。『ッアー…』って文面にすると別ベクトルのエロさ(ご想像にお任せします)が出てしまうけど笑 ただこれが土屋昌巳の手にかかるとカットされてまうというミステリー…なんでや…その後のwowowの部分はメジャー版になってある程度脱棒読みしたけどなんで吐息削ってしまったんや…

 

この真夏の扉も含めて灰とダイヤモンドって多分当時のプロダクションの問題だと思うんだけど音が軽い。でもこの曲の時点である程度GLAYサウンドアプローチの原点は出来ていたんだなって思う。GLAYのロックな曲のサウンドって基本的にしっかりしたリズム隊+TAKUROのバッキング+HISASHIのリードかなって個人的には思っているんだけど、それだけだと他にも同じ構成のバンドはいっぱいいる。ここからは上手く言葉に出来ないんだけど、そこから差別化出来ているのはTAKUROとHISASHIのツインギターのガチャガチャ感だと思う。良い意味でチープなガチャガチャ感。今でこそ飛び道具使いまくりで何でもありのHISASHIと枯れたトーンでブルージーTAKUROだけど、GLAYサウンドって何かって突き詰めていくとその正体はこのツインギターのガチャガチャ感だと思う。イントロ聴いてもらえれば僕の言いたいことって多分わかってもらえると思う。両chからガチャガチャっと攻めてくるあの感じ。

 

さて、その調子で曲が進んでいって2番に入ると『争いの果てにこだまするサイレンの下〜』!?!?!?メジャー版では聴いたことがないパートが出てきます!!メジャー版ではありがとうございます、カットされています。このカタルシスを楽しめるのはインディー版だけ。

 

そしてサビがあって最後のサビでまたも!?!?!?メロディが…上がる…だと…!?!?!?なんでメジャー版でこれ採用せんかったんや…めっちゃかっこいいやんけ…この感動を上手く伝えられないことが悔しい。このカタルシスを楽(ry

 

歌詞からは『一度は夢を諦めた男が1人の女性と出会ってもう一度立ち上がろうとしている』って物語を想像したんだけど、最後のサビの歌詞が『夢を見る勇気が欲しい』ってことは多分まだ立ち上がりきれていないのかなと。『欲しい』ってところにそう感じた。

 

あとこの曲を初めて聴いたのって自分が当時中2くらいで、その時に『幸せの形にこだわる貴方が睨む その人生愛しくなる』って歌詞が凄い胸に響いたんだけど意味というか、どう解釈すればいいのかがわからなかった。正解か不正解かは置いといて大人になった今はなんとなくその意味がわかった気がする。例えば恋人が『結婚したら将来はこんな所に住みたい、そしたら犬を飼って、子供は何人欲しい、そして隣にはあなたがいて欲しい』ってそんな感じで自分が思い描く幸せな未来図を一生懸命語っていたとしたらこっちも頑張ろうって思うもんな!!一生懸命生きようって思うもんな!!!その幸せを叶えて一緒に生きていこうと思うもんな!!!!!!!多分そういうこと。いや、自分そんな嫁も恋人もいないアラサー独身貴族なんだけどさ…

 

あー、夢を見る勇気が欲しい。